Henry Threadgill and ZOOID
Henry Threadgill - reeds
Christopher Hoffman - cello
Liberty Ellman - acoustic guitar
Stomu Takeishi - bass guitar
Elliot Humberto Kavee - drums
Jose Davila - tuba/trombone
@ Jazz Gallery
素晴らしかった。
ずっと聞いていたかった。
なんというか、リズムセクションによって有機的な音の粒がびっしりと描写されている中に、
(今思えば私の大好きなアボリジナルアート、Emily Kame Kngwarreyeの絵画の様であった。)
Threadgillの、官能的でエモーショナルなアルトサックスが唸る。
わー、すごかった。
うん。
最近、本当に、むさぼるようにレコードを買い、新しい音を聞いていて、
今までいかに自分がコンサバティブなリスナーであったかということを思い知らされている。
特に今よく聞いているのは Albert Ayler、エチオピア音楽、そしてハープ音楽 (Alice Coltrane / Dorothy Ashby)。
やっぱりAlbert Aylerは大好きだ。
あの粘り狂う音が大好き。
お尻が取れてしまうくらいたくさん働いて、少しお金ができたので、今週ループペダルを買う予定。
キーボードに対して楽器としての興味がすごく湧いてきて、色んなことを実験してみたいので、
とても楽しみにしている。
7月のコンサートまでに、頭にあるアイディアを形にしたいと思う。
2011年6月27日月曜日
2011年6月13日月曜日
eternity
昨晩は、タクシーをつかまえるのに苦労した。
ニューヨークのタクシードライバーは、横暴な人が多くて、
一台目も、二台目も、「ああ、その地域には行きたくない。」と言われた。
三台目のタクシードライバーに行き先を告げて、やっと車に乗り込んだ時、
ああ、このドライバーは大丈夫だ、とヴァイブレーションで感じた。
友人が先に降りて、後部座席には私ひとりだった。
「日本人ですか?」とドライバーは聞いた。
「そうです。あなたは?」
「パキスタンから。」
「good country?」と私は聞いた。
「すごくすごく良い国だ。」
「国を恋しく思うことある?」
「ああ、とても。。
でも、毎年帰ってるから。今年も7月に帰るんだ。
僕はパキスタンの北部の山間に80エーカーの土地を持っていて、毎年こちらから植物の種を持って帰って、様々な種類の植物を育てている。マンゴー、トマト、ぶどう、なんでもあるよ。
今年からは、魚を養殖するための池も作る計画がある。
あと3年立ったら、定年退職するから、それまでがんばって、3年後にパキスタンに帰るよ。」
「3年は、短くも長くも感じられるわね。」
「きっとあっという間さ。ところで君はここで何をしてるんだ?」
「私は音楽を弾くの。」
「ああ。音楽か。Music is forever.」 彼はそう言った。
私と彼はブロークンイングリッシュで話をしていた。でも、その簡素な喋り方だったから、余計に心に響いた。
音楽は永遠。。。。
そして彼は最後に、
「君にとってすべてが上手くいきますように。アメリカは夢の国だよ。」と言った。
それだけで、なんだか泣きそうになって車を降りた。
ニューヨークのタクシードライバーは、横暴な人が多くて、
一台目も、二台目も、「ああ、その地域には行きたくない。」と言われた。
三台目のタクシードライバーに行き先を告げて、やっと車に乗り込んだ時、
ああ、このドライバーは大丈夫だ、とヴァイブレーションで感じた。
友人が先に降りて、後部座席には私ひとりだった。
「日本人ですか?」とドライバーは聞いた。
「そうです。あなたは?」
「パキスタンから。」
「good country?」と私は聞いた。
「すごくすごく良い国だ。」
「国を恋しく思うことある?」
「ああ、とても。。
でも、毎年帰ってるから。今年も7月に帰るんだ。
僕はパキスタンの北部の山間に80エーカーの土地を持っていて、毎年こちらから植物の種を持って帰って、様々な種類の植物を育てている。マンゴー、トマト、ぶどう、なんでもあるよ。
今年からは、魚を養殖するための池も作る計画がある。
あと3年立ったら、定年退職するから、それまでがんばって、3年後にパキスタンに帰るよ。」
「3年は、短くも長くも感じられるわね。」
「きっとあっという間さ。ところで君はここで何をしてるんだ?」
「私は音楽を弾くの。」
「ああ。音楽か。Music is forever.」 彼はそう言った。
私と彼はブロークンイングリッシュで話をしていた。でも、その簡素な喋り方だったから、余計に心に響いた。
音楽は永遠。。。。
そして彼は最後に、
「君にとってすべてが上手くいきますように。アメリカは夢の国だよ。」と言った。
それだけで、なんだか泣きそうになって車を降りた。
2011年6月12日日曜日
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