Strings Of Devotions
2014年3月6日木曜日
日本芸能史に見る音楽と平和(其の三)
›
さて、 傀儡子の信仰した、百神、すなわち『夫婦和合の神信仰』についての話をすすめたい。 私がなんとなく腑に落ちないと思ったことがひとつあった。 傀儡女つまり傀儡子集団の女達が、ある種の形で春をひさいでいたのであれば、 なぜこの集団が夫婦和合の神、百神を信仰したのか、とい...
日本芸能史に見る音楽と平和(其の二)
›
まず傀儡子の生業とした『芸能』について。 彼らの芸能は、操り人形の芸である。 傀儡女達に巫女的な役割があったとすると、この操り人形のもともとの由来として、 日本古来から巫女達が(おそらく鎮魂の儀式の為に)舞わした人形(ひとがた)が関係していたと考えるのは自然のことに感じら...
2014年3月4日火曜日
日本芸能史に見る音楽と平和(其の一)
›
日本の音楽に興味を持ってからというもの、 後白河法皇の編纂した『梁塵秘抄』について色々と読み物をしてきた。 この 『梁塵秘抄』に書き記された日本中世の流行歌、今様や古曲を謡ったのは、傀儡女(くぐつめ)、遊女(あそびめ)と呼ばれるその時代の女性達だ。 なんでも、今様狂いの後...
2014年2月9日日曜日
価値を判断することは
›
全聾の天才作曲家と謳われた佐村河内守氏のほぼ全作品が、実のところは新垣隆という別の作曲家の作品であったというニュースが世間を賑わせている頃、 私は指揮者小澤征爾と作曲家武満徹の1984年に発行された対談集、「音楽」を読んでいた。 小澤氏は対談の中でこう述べている。 「...
2014年1月31日金曜日
アミナ・クローディン・マイヤーズ
›
気鋭のドラマー作曲家のタイショーン・ソーリーがアミナ・クローディン・マイヤーズに対話形式でインタビューするというなんだか凄いイベントに参加した。 アミナ・クローディン・マイヤーズの音楽を知ったのは本当にここ何年かのことで、 十分に彼女の音楽性を熟知しているとはとても言いき...
2014年1月26日日曜日
巫女と遊び
›
一、申楽、神代の始まりといふは、 天照大神、天の岩戸に籠り給ひし時、 天下常闇になりしに、八百萬の神達、天の香具山に集まり、 大神の御心をとらんとて、神楽を奏し、細男を初め給ふ。 中にも、天の 鈿女の尊、進み出で給ひて、榊の枝に幣を附けて、 聲を挙げ、火処...
2014年1月22日水曜日
セシル・テイラーとメアリー・ルー・ウィリアムス
›
メアリー・ルー・ウィリアムスとセシル・テイラーが共演したライブ録音、Embracedというアルバムについて少し感想を書きたいと思う。 メアリー・ルー・ウィリアムスには私は多大な影響を受けているのだけれど、 それは当時本当に数えるほどしかいなかった女性ミュージシャンとして数...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示