6月18日の演奏。
ダリウス・ジョーンズとダン・ワイスとのトリオ編成。
最初から最後まで即興で通した。
ダリウス・ジョーンズとは共演し始めて約2年程経っていて、
色んな内容の音楽を、色んな編成で一緒に弾いてきたけれど、
根本で彼と私の音楽が繋がるのは、ブルースのフィーリングと、スピリチュアルな音の探求だと思う。
今回の即興で一番手応えを感じたのは、ひとつのアイディアに深く沈み込んでいくことで、
即興の中に、作曲されたもののような必然的な部分を刷り出して即興の構造をもっと立体的にする、というプロセス。
これは、家でソロピアノでずっと弾いていたものを、トリオでも応用することができた。
ドラムのダン・ワイスも、まったく媚びず、彼のユニークな弾き方でそのまま正直に絡んできたので、
私が頭の中で描いていたものとは少し違う演奏になったのだけれど、
それが即興というものだし、そこからどれだけ音楽を開いていけるか、というのは本当にやりがいのあることだと思う。
私達のすぐ後には、アイヴァンド・オプスヴィクがアンジェリカ・サンチェスをキーボードに、
クリス・デイヴィスをプリペアド・ピアノに従えた新しいバンドで演奏した。
その後は、ベルギー出身のドラマー、フリン・ヴァン・ヘメンのバンド。
パスカル・ニッゲンケンパーがプリペアド・ベースを弾き、ピアノはフェンダー・ローズのソロパフォーマンス作品を発表しているジョゼフ・ドゥモウリンだった。
どれも素晴らしい演奏。
いつも謙虚さを忘れないように。
少しずつ、変化している。
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